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 安良町交通博物館
 2002年初掲載、随時追加します。最終追加日 2015/05/17
たのしい新潟弁

安良町交通博物館 管理人:安良町経由村上行き
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 巷では「今すぐ使える新潟弁」など方言ブームとも言える昨今ですね。ただ村上でもそうですが、周辺の町村の人たちが村上市に移り住むにつれて、本来の村上弁というものが失われつつあるようです。

 昔から村上に住んでいる人に言わせれば、今の村上弁は村上弁じゃないと…。おそらくこれは村上に限ったことではなく全国的に言えることだと思います。でも言葉というものは時代の経過によって変化してゆくものですから、あまり大げさに考えなくても良いのかも知れませんね。

 このページでは普段良く使われる新潟弁や、筆者が聞いたことのある新潟弁、皆様からお寄せいただいた新潟弁などを、実際の用法を交えながら50音順にご紹介致します。ただしあくまで一般的なものであり、正式な文法や用法に基づいたものではありませんし、ごくピンポイントで使われる言葉も含まれていると思います。
 ご感想や県内の面白い方言をご存知の方、定番の方言が漏れてるぞ!とお気づきの方は 掲示板 または メールフォーム までお寄せください。随時追加させていただきます。(投稿)の表示のあるものはお寄せいただいたものです。

新たに追加したものは、最初に印を付けてあります。

あ行

あいや、あいーや
 驚いたときや失敗したときなどに思わず発する言葉です。
見たかったテレビ番組を見逃したときに「あいーや、みんの忘れったったいや」というふうに使います。「あっきゃ」「あきゃきゃ」という表現を使うこともあります。AKB48の曲を聴いて「なにこいつら、あいやいやいやいや言ってんだ?」と思った人は少なくない筈・・・


あたす、あたする
 子供や動物などが怒っていたずらをすることを言います。「うちの犬は留守番させると、部屋中あたしてあたしてしょーがねー」というように使います。
あちさん
 主に幼児に対して使う言葉で「よその人」という意味に使います。「あちさんとこ行ったらだめだよ」などと言うように注意を促すために使うケースが多いです。
あつげ、あっつげ
 「あっち行け」という意味で、犬がまとわりついてくる場合などに「こっちくんな、あっつげ!」というふうに使います。もちろん嫌いな人が近づいて来た場合などにも・・・
●あっちぇ、あっちぇー
 「暑い」「熱い」のどちらにも使える表現で、「今日は暑くなりそうですね」は「今日はあっちょなりそげらの」、「そんな熱いお茶を飲むと舌焼けるぞ」は「そんなあっちぇお茶飲むと舌焼けっろ」となります。

あっつけなん
 「あんなもの」という意味で、しょうもないものや価値のないものなどを表すケースが多いです。「あんなもの買っても仕方ないでしょ」という場合は「あっつけなんこーても、しょーねーろ」というふうに使います。既に買ってしまった場合は「こっつけなんこーてきて、どーすんの?」というふうになります。

あっぱ、あっぱんじょ

 「あっぱ」とは「ウンコ」のこと。「あっぱんじょ」とは「便所」のこと、または汲み取り業者のことをいう場合もあります。「あっぱんじょの車」といえば「汲み取りの車」という意味になります。「どーもくっせと思ったら、隣にあっぱんじょの車が来ったったいや」というふうに使います。


あっぱっぱんや
 人が失敗したときにたしなめる言葉として使います。「あっぱっぱんや、怒られても知らねぜ」というように使いますが、私の周囲では「おっぽっぽんや」「おっぴっぴんや」など、いくつかのバリエーションがありました。
あべ
 「行こう」「行きましょう」という意味に使われます。「あべっしゃ」と言えば「行きましょうよ」という丁寧な表現になります。「はよあべ!」と言えば「早く行こう!」という若干強い表現になりますね。
あねま(投稿)
 これは私は初めて聞きましたが、兄嫁のことを意味するそうです。
あめる
 頭がハゲることを意味します。
「あの、あめオヤジ」といえば「あのハゲオヤジ」という意味です。
あんじょさん(投稿)
 尼さん(女僧)のことを意味するそうです。
あんたらち
 「あんた」の複数形で「あんたたち」と同じ意味です。野良猫がけんかしているのを見かけたとき「あんたらち、そこでなにしてんの!」というように使います。
あんにゃ、あにゃさ
 長男のことを意味します。
「あんたんとこのあにゃさ、どこに勤めてなさんね」といえば、「あなたの家のせがれ(長男)さんはどこに勤めているのですか」という意味になります。
 
 長女の場合は「あね」というようですが、アクセントは「あ」の方に来るので「姉」と容易に区別することが可能です。

「い」と「え」

 新潟では「い」と「え」の区別が非常につきにくくなっています。「越後のイチゴ」が「いちごのエチゴ」といったように発音されることがあります。実際総菜屋で「イビフライ」と書かれているのを見たことがありますし、どこかの町内のゴミ置き場には「もいるゴミ」「もいないゴミ」なんて書かれていたとうい話を聞いたこともあります。

 「えんぴつ」を「いんぴつ」と発音することなどは定番中の定番で、「いろえんぴつ」を「エロいんぴつ」と発音することはバラエティー番組で幾度となく取り上げられています。

 以前勤めていた職場の研修施設の掲示板に「ゴールデンウェークの注意事項」と書かれていたので「ゴールデンウィーク」と書き直しておいたところ、翌日にはまた「ゴールデンウェーク」になっていたことがありました。それでもめげずに「ゴールデンウィーク」と再訂正しておいたところ、今度は直されることなくそのままの状態になっていました。

 でも「椅子」を「えす」と発音するのは聞いたことがないので、用法が限定されているようです。以前、テレビのニュースの中で拉致被害者のご家族の方(複数)が「全員(ぜんえん)の帰国を目指して・・・」と言っていたのが印象的でした。


いごく

 「動く」のことを意味します。
「バスがいごく」「電車がいごく」という使い方をします。「ずる」という表現を使うこともあります。


いた?
 人を訪ねて行ったとき普通は「佐藤さんいる?」という表現を使いますが、この地域では「佐藤さんいた?」と過去形のような表現を使うことがあります。これは私も相当の違和感を感じます。余談ですが、会合などの冒頭の挨拶で「本日はお集まりいただきまして有難うございました」と言う人がいますが、あれはやめて欲しいですね。始まったばかりなのに「有難うございました」と言うのはさすがに日本語としておかしいと思います。


いちがいこき(投稿)
 主に新発田地区で頑固者や強情張りの人のことを表すときに使います。
また新発田市の酒類卸・小売業者「越後よいち」のプライベートブランドとしても使われています。


いっちょめ、いっちょめぇ
 一人前、いっちょまえ、「いっちょめいっちょめ、ワオ!、いっちょめいっちょめ、ワオ!、ヒガシ、ワオ!村山いっちょめ、ワオ!」の「いっちょめ」とは違いますよ、もちろん。


いててば!

 人にたたかれたりした時に思わず発する言葉です。
「痛いじゃないか!」という意味になります。


〜いね

 「〜ですよ」という丁寧な表現です。
「私がやりますいね」といえば「私がやりますよ」という意味で、非常に柔らかい表現になります。


いっぺ、いっぺこと
 「いっぱい」「たくさん」という意味で、「そんーないっぺこと食うーたら、腹こわすこてさ」とか、「いやいーや、玄関の前にアリがいっぺこといて、たまげたわ」というふうに使います。
うめる(投稿)
 主に風呂のお湯などが熱すぎる場合などに、水を足して冷ます時に使います。辞書にも載っていたので標準語なのかも知れませんが、方言的な表現ですね。
えー
 会話の途中で相手の言葉にうなずくときに頻繁に使われます。標準語では相手の言葉に対して「はい」とほぼ同じニュアンスで「ええ」と短く発音しますが、この辺では「えーーー」と長く伸ばして使われることが多く、相手の言葉に対して感心したり、なるほどと思ったりする意味で使われることが多いです。長く伸ばせば伸ばすほど関心の度合いが強い傾向にあり、自分が知らなかったことを教えてもらったりした時に良く使われます。この辺に引っ越して来たらこの表現を使えば、とりあえずOKでしょう。最上級になると「えや」という表現を使う人もいます。
えーそーけ
 上の「えー」に似ていますが「ああそうですか(だからどうしたの)」という感じで結構軽い意味で使われます。
えんぞ
 溝、側溝のことを意味します。「えんぞに落ちる」といえば「側溝に落ちる」という意味になりますが、実際に聞く機会は少ないです。
おおきに、おおきにはや
 「ありがとう」という意味で、関西弁の「おおきに」とほぼ同じ意味に使われます。「おおきにはや」というと「どうもありがとう」「本当にありがとう」というように。より感謝の度合いが強くなります。

おおばら

 大きな腹のことではありません。ものを散らかしっぱなしにしている状態を指す言葉です。
急にお客さんが来たときなどに「おおばらにしててすみません」というふうに使います。


おおまこき(投稿)
 大飯喰らい(大食漢)のことを意味するそうです。
おじ
 次男のことを意味しますが、アクセントが「お」に来るために、「おじさん」と区別することが可能です。
「あんたんとこのおじ、いくつんなったね」といえば、「あなたの家の次男は何歳になりましたか」という意味です。

 次女のことは「おば」と言いますが、やはりアクセントは「お」の位置に来ます。

お尻が回る、ケツが回る(投稿)
 急須や醤油さしなどの容器の先端から液だれしている様子を表す言葉で、九州地区でも使われるという情報をお寄せいただきました。液が容器の底まで完全に達してしまってテーブルを汚している状態のことを我が家では「尻ふく」「尻ふいてる」と言いますが、この場合の「ふく」は「拭く」から来ているのか、「噴く」から来ているのか、いまひとつ良く分かりません。


おちる

 電車、バスなどから「降りる」ことを意味しますが、初めて聞いた人はかなり驚くそうです。

 この表現は東北地方の面白い方言としても昔から有名で、「降りる人が済んでからご乗車ください」を、「落ちる人が死んでからご乗車ください」と言って揶揄されたりしたものです。


おっぽしょる
 「折る」という意味に使われます。「ノズルの先をおっぽしょった」とか、細いものを折ってしまった時などに使われます。

おばんです
 これはまあ「こんばんは」を意味する表現としては定番中の定番ですが、関西方面で使ったら「誰がオバンやねん!」と言って突っ込まれそうですね。


おめさん(投稿)
 これは定番中の定番で「あなた」のことを意味しますが、「おめえさん」や「おめぇさん」ではなく「おめさん」と、「め」を短く発音するので他県から来た方はご注意ください。複数形は「おめさんがた」となります。


おもしぇ、おもっしぇ

 「おもしろい」という意味です。
「おもしろいなあ」は「おもっしぇのぉ」、「おもしろくないなあ」は「おもっしょねぇのぉ」、「おもしろいだろう」は「おもっしぇろぅ」となります。


おらこ、おらとこ

 「わたしの所」「わたしの家」という意味です。
「あなたの所」「あなたの家」の場合は「おめこ」となりますが、「あなたの家へ行ってもいいですか?」は「おめこイッテもいい?」となり、関西方面ではかなり微妙な表現となるので要注意ですね。「あなたの家に入れてください」は「おめこ入れて」等々、多数のパターンが考えられますね。


おんちゃま(投稿)
 弟のことを意味します。「あんたんとこのおんちゃま、いくつんなったね?」と言えば「あなたの弟さんは何歳になりましたか?」という意味になります。「おじ」と同様に恐らく長男、次男の関係で使われる表現であって、姉と弟の関係の場合、弟のことを「おじ」や「おんちゃま」と表現するかどうかはかなり微妙です。

か行

かすおじ
 末っ子のことを意味しますが、特に人数の多い兄弟の一番下の男の子のことを指す場合が多いようです。


がっと
 「思いっきり」とか「強く」と言った意味に使われます。「もっとがっとに叩け」とか「もっとがっとに縛れ」というように使います。たぶんテニスをする人たちの間では「そのガット、もっとがっとに張れっしゃ」というギャグが常用されているものと思われますが、今どきその程度のギャグで笑ってくれる人がいるかどうか微妙ですね。

かめ

 文明開化のころ外国人がたくさん上陸し、犬を見つけては「ヘィ・カメン」と言っていたそうです。それを見た日本人が「外国では犬のことをカメと言うんだな」と勘違いし、犬のことを「かめ」というようになったそうです。新潟市の赤塚地区でも似たような話が残っているということです。


かもす・かもする(投稿)
 風呂のお湯に水を足して「うめる」際や、冷めたお湯に熱湯を足す際などに、温度が均一になるようにかき混ぜるという意味で使われます。「下の方はつめて(冷たい)すけ、良くかもして入れ」というように使われます。


●きーつける
 「気をつける」と言う」意味で「車がたくさん通るから、気をつけなさい」という場合は「車いっぺ通るすけ、きーつけれや」と、「気をつけろと言われても、何を気をつければ良いのですか」という場合は「きーつけれ言わっても、何きーつければいぃんだいや」というようになります。


きなし

 「気がつかなかった」「想像もしていなかった」というような意味に使われます。
「あんな場所に店があったなんて、きなしだった」というように使います。


きびしょ
 今では殆ど使われませんが「急須」のことを意味します。


きろみ

 たまごの「黄身」のこと。「しろみときろみ」という使い方をします。
すき家でねぎ玉牛丼を頼んで、黄身と白身を分離しようと器具に乗せてゆらゆらさせた際に、器具のスキマから黄身がズルンと落ちてしまったときの敗北感は筆舌に尽くしがたいものがあります。


きんか

 年をとって耳が遠くなった人や、わざと聞えないふりをしている人を意味します。
ただし差別用語として使われる場合もありますので要注意です。不用意に使わない方が良いでしょう。


くっせ

 「臭い」という意味です。「くっせー、おめ、へーこいたろー」といえば「くさい!おまえ、へーこいただろう」という意味になります。


くらつける(投稿)
 「しゃっつける」とほぼ同じ意味で「殴る」「たたく」という意味に使われますが、「しゃっつける」よりもやや暴力的な感じがしないでもありません。

くるまにつける
 車に荷物などを積む場合に使用します。家具などを買うとき「これ、車につくろっか?」(これ、車に載るかな?)というように使います。


くんなせや

 「〜してください」「〜してくださいませんか」という丁寧な表現のときに使用します。
「ぜーごから来たんすけ、こーてくんなせや」といえば、行商の人などが「ざいご(田舎・郊外)から来たので、買ってくださいませんか」という意味になります。ものを買うときにも「これ、くんなせや」というように使用します。よく地方が舞台のドラマなどで「くんなせー」と伸ばすケースが見られますが、新潟ではあまり伸ばさずに切る場合が多く、伸ばしを多用すると新潟弁ではなく東北弁に近くなってしまうので、ドラマ制作の際にはきーつけてくんなせや。


げーちま
 燕市などの主に県央地区でカエルを表すときに使います。泣き声に由来しているものと思われますが、地方によって様々な表現があるようですね。


●げっぽ
 最下位のことを意味します。「もし今度甲府が勝って新潟が負ければ新潟がげっぽになんねっか。どーしょば」というように使います。


こげる、こーげる

 汚れなどを、ヘラ状のもので削り落すことです。ヒゲをゾリゾリ剃り落とす際にも使用されます。


ごーじゅえん

 「五十円」のこと。「二十円」のことは「にーじゅえん」という。新潟人は「ごじゅうえん」などとは言いません。


こちょばす

 「くすぐる」という意味。「くすぐってっけぇ、こちょばすなぃやぁ」といえば「くすぐったいから、くすぐるなよ」という意味になります。


ごっしゃける
 「腹が立つ」「頭にくる」という意味に使われます。
こっつけなん
 しょうもないものや価値のないものなどを表すときに使います。「こっつけなん1000円もしたんけ?」とか、テレビ番組を見て「何でこっつけなんがコメンテーターやってるんだ?」とかいうように使います。
さ行

さかす
 「車をさかす」「機械をさかす」というように、どちらかというと機械ものを操作する場合に多く使用します。赤坂サカスができたとき赤坂をどうやって「さかす」のかと思いましたよ。


●さーめ、さーめー
 寒いという意味で「今日は寒いですね」は「今日はさーめのー」、「寒くてなかなか起きられなかった」は「さーもてなかなか起きらんねかった」というように使います。


しかも

 とある日曜の昼下がり、白新線新発田行き電車が新潟駅を発車し、阿賀野川に差しかかった時の出来事。
観光客風の男性が、地元の人と思われる中年の女性に話しかけている。
 

  男「広い川ですねえ、何と言う川ですか?」

  女「はあ、阿賀野川ですがね」

  男「あがのがわって言うんですか、魚もたくさんいるんでしょうねえ」

  女「しかも、いっぺこといますいね」

  男「えっ?鹿もいるんですか?」

  女「おめさん、なにゆーてあんだね。川に鹿なんているわけねーろがね」

  男「だって今、鹿もいっぱいいるって言ったでしょ?」

  女「おめさんが、魚もいっぺこといるろって聞くすけ、
    しかもいますいねって答えたんだがね」

  男「だから鹿もいるんでしょ?」

  女「わからん人らね、川に鹿なんているわけねーろがね、あっち行きなせ」


 このように「とても」や「非常に」という意味に使われます。新潟弁としては「なじらね」と共に基本中の基本です。ぜひどこかのテレビ局で、実際の列車内でこんなロケでも行なって欲しいものですね。


じくなし、ずくなす(投稿)
 
小心者や根性なしの人を表す言葉だということです。


じさ、じさま

 本来はおじいさんのことを意味しますが、若いのに年寄りくさい男の人のことを言うこともあります。「あの人は、じさまくっせ」といえば、「あの人は、じいさんくさい」という意味になります。


しゃっつける

 「殴る」「たたく」といった意味に使われます。「しゃっつけっろー」といえば「たたくぞ!」という意味です。


しゃなる
 「大声をだして叫ぶ」という意味に使われます。「さっきからあの人、何しゃなってんだ」といえば「さっきからあの人、何叫んでいるんだろう」という意味になります。


しゃべちょこき

 おしゃべりな人のことを言います。「あの人はしゃべちょこきだ」


しょうねんだの
 呆れたときに思わず発する言葉です。他人に対しても使いますが、自分に対しても使うことがあって、何か失敗をやらかしたときに、「いやいや、しょうねんだの」といって、自分を戒める言葉としても使われます。


しょっきね
 気が抜けたように、だらーんとしている様子を表します。「生気(せいき)がない」から来ているような気がしますが、詳しくは良くわかりません。「そんなしょっきね顔してねで、もっとしゃきっとせえ、しゃきっと」というように使われます。


しょったれ、しょったれげ(投稿)
 このページをご覧になった方からご投稿いただいたものですが、新潟弁としては定番中の定番、これを漏らしていたとはお恥ずかしい限りです。外見や行動がだらしない人のことを表します。「そんな、しょったれげな服装してどーいんだ」とか「ご飯をぼろぼろこぼして、しょったれげーだの」というように使います。


しんきゃねぇ

 「〜しなくちゃいけない」という意味です。
「しねばねぇ」「しんばねぇ」「やらねばねぇ」「やらんばねぇ」など、様々なバリエーションがあります。「しなきゃならない」を省略して「しなきゃない」という場合も多いです。


せば
 別れ際に使う言葉で「じゃあね」に相当します。
た行

だー、だーせー
 物事を否定するときに良く使われます。「村上って、電車は30分置きくらいに走ってるの?」と聞かれた際に「だーせー、1時間に1本あればいい方だっせ」というふうに使います。


だーまた
 こちらは逆に肯定したり同意したりするときに良く使われる傾向があります。「あの人は字が上手ですね」と言われた場合に「だーまた、あの人は書道の先生だんが、上手らこてさ」というように使います。

●だーり
 重量などが微妙に足りないときに使います。砂糖などがちょっと足りないときなどに「ちょっと、だーり」というように使います。


たがいて(たがえて)いく(投稿)
 物を携帯する,持っていくことを意味します。


だすけ、だっけ

 「だから」という意味です。
「だっけ、ゆーたねっか」といえば「だから言ったじゃないですか」という意味になります。


だっせ
 「〜ですよ」という意味で、関西弁とほぼ同じ意味に使われます。小銭を間違えて出してしまった際に「これ10円玉だっせ」というように使います。「でっせ」はこの辺では使いませんね。

●ちっと、ちっとばか
 「ちょっと」と同じ意味で、少ないことを表します。「真司、ちっと右」といえば「真司、ちょっと右」という意味になります。「もうちっとばか食べろか」と言えば「もうちょっとばかり食べようか」という意味になります。


ちょす

 物をいじること。「ちょすな!」といえば「いじるな!」という意味です。


ちょすこもっこ
 「ちょす」よりも強い表現で、「いじりたおす」に似た意味になると思います。だめになるまで徹底的にいじり回すようなときに使います。


ちょんちょん
 主に子供に対して使う言葉でしょうかね。「ちょんちょんばっか、いじってんな」とか「ちょんちょん出して寝ると風邪ひくぞ」というふうに使います。もちろん男性器のことです。


ちょんぼ
 ズバリ男性器のことを意味します。失敗したときに使う「ちょんぼ」は「ちょ」にアクセントが来ますが、この場合は「んぼ」にアクセントが来ます。昔、ドリフのコントを見ていて、マージャンのシーンで加藤茶が「オー、チョンボ」と言ったときには焦りました。おそらくアクセント次第では新潟では放送禁止になるのではないでしょうか。

 高校に入って村上に引っ越してきたとき、周りの人が「ちんぽ」とか「ちんこ」とか言っているのを聞いて、なんと可愛らしい!と思ったことがあります。やはり「ちょんぼ」の方がグロテスクな感じがして好きですね。

 女性器のことは「まんじょ」と言います。


でさ、まさ
 この地域では「です」「ます」の「す」の発音が微妙に「さ」寄りになることがあります。あえて表記するならば「ですぁ」「ますぁ」という感じでしょうか。いかにも田●っぽい、いやいや、東北弁とも違った面白い発音です。


〜でない
 これは方言と言えるかどうかかなり微妙ではありますが、当地では「○○じゃない」という否定語を「○○でない」と表現するケースが多いです。「これは本物じゃないな」という場合は「これは本物でないな」といった感じに使われることが多いです。


てんぽこき(投稿)
 うそつきの人のことを表す言葉です。


どーしょば

 困り果てたときに思わず発する言葉です。
「どーしょば、こまったて」といえば「どうしよう、困ったなあ」という意味になります。


●どふら
 主にお茶の濃さが足りない場合に使いますが、最初から足りない場合ではなく、二番茶、三番茶になって味が薄くなった場合に使うことが多いです。またそういうお茶のことを「どふら茶」と表現します。
な行

なー
 燕市などの主に県央地区で「おまえ」という意味に使います。「なーちげ」と言えば「おまえの家」という意味になりますが、どちらかと言えば汚い言葉に属します。村上周辺では「んな」と言いますね。


ながまる(投稿)
 「横になる」ことを意味します。「ながまって行けっしゃ」と言えば「横になって休んで行きなさい」という意味になります。


なく、ないてる

 「飴がないてる」といえば飴が溶けて包み紙にくっついているような状態を表わします。


なげる

 「捨てる」という意味です。
「ゴミをなげる」といえばゴミを捨てることを意味し、決して不法投棄するという意味ではありません。


なして(投稿)
 「どうして?なんで?」のことで「なーしてそんげんなったんらろ」と言えば「何でそんなふうになったのでしょう」という意味になります。
なじらね

 「どうですか」「いかがですか」という意味で、かなり広い意味に使用されます。
新潟の朝市を訪れた観光客が、露天のおかあさんたちがみんな「なじらね?」と聞いてくるので、なんでみんな時間を訊ねてくるんだろうと不思議に思ったそうです。これは商品を「いかがですか?」という意味ですが、「具合はなじらね?」というふうにも使われます。


なす

 「弁償する」という意味です。
「ぼっこしたん、なせよ」いえば「壊したのを弁償しろよ」という意味になります。


なすたや?
 驚いたときに思わず発する言葉で「何だって?」「何ですって?」と言ったニュアンスで使われます。
「なにや?」とも言いますね。


なまら(投稿)
 「やたら,非常に」のことで北海道弁にもちょっと似ていますね。


に、にい

 「におい」のことです。
「いいにがする」といえば「いいにおいがする」という意味になります。


にゃんでにゃん
 「○○じゃないんじゃないですか?」という意味で、主に岩船方面で使われます。「まだ来てないんじゃないですか」という場合は「まだ来てにゃんでにゃん」というようになります。


ねっせ
 「〜じゃありませんよ」というように否定する時に良く使われます。「これ、おれのじゃねっせ」といえば「これは、おれのじゃないですよ」という意味になります。


ねそける

 寝そびれることを言います。
「寝る前にコーヒー飲んだらねそけてしもて、朝までねらんねかった」というように使用します。


〜ねっか

 「〜したじゃないですか」というような意味で、非常に頻繁に使われます。
「おめ、さっき、そーゆーたねっか」といえば、「おまえ、さっき、そう言ったじゃないか」という意味になります。乱暴にいう場合は「〜ねっけぇ」となります。


ねっかねか

 「べたべた」「べとべと」というようにものが粘りついている様子を表わします。上記の「〜ねっか」とは全く別の意味です。


ねまる
 「ながまる」に似ていますが微妙にニュアンスが違っていて「横になる」という意味を含まないことが多いです。「まあ、ねまれっしゃ」と言えば「座って休んで行きなさい」という意味になることが多いですが、このへんは本当に微妙です。
ねんぼ
 「うんこ」のことを意味する言葉ですが、あまり一般的ではないかも知れませんね。
は行

はい
 「こんにちは」「こんばんは」など、どんな場面でも使える挨拶の言葉です。散歩の途中で近所の人に会った場合、「はい」と言って会釈すれば相手も「はい」と言って会釈する、それで完了です。人の家を訪ねる場合も「こんにちは」の代わりに「はい」(訪ねた側が)言うこともあります。


ばか、ばーか

 「馬鹿」のことではありませんが、標準語の「ばかでかい」や「ばか正直」の「ばか」とほぼ同じ意味に使われます。「とても」や「非常に」という意味ですが、「しかも」よりも強い意味に使われるようです。「ばーかいっぺこと」と言えば「ものすごくたくさん」という意味になります。「ばーか、んーめねか」といえば「ものすごく美味しいね」という意味です。


はたく、はったく

 「たたく」という意味です。掃除用品の「はたき」ととても似た意味に使われます。
「そんな、はったいてばっかいて、ぼっこすなよ」といえば「そんなにたたいてばかりいて壊すなよ」という意味です。


はらくっちぇ(はらくちぃ)
 たくさん食べてお腹がいっぱいになった時に良く使われます。「はらくっちょて、うごかんね」といえば「お腹がいっぱいで動けない」という意味になります。


●はっけ、ひゃっけ
 「冷たい」という意味で使います。「冷たい牛乳と熱い牛乳どっちがいい?」という場合は「はっけ牛乳とあっちぇ牛乳どっちいい?」というように使います。「ひゃっこい」とも言います。


ふかされる
 風などに煽られることを意味します。「でっけダンプが脇を通ったらふかされそうになった」というように使います。


ぶちゃる、べちゃる、びちゃる

 「捨てる」という意味ですが「なげる」よりも強い感じで、使い物にならないものや、汚いものを捨てる場合に多用されます。命令形は「ぶちゃれ」になります。


●ふぉーりん
 主に燕市周辺で「じゃんけん」のことを「ふぉーりん」と言います。「じゃんけんぽん」は「ふぉーりんえす」、「あいこでしょ」は「まーらんえす」という掛け声を使います。村上では「じゃっけんえっ」と言うみたいですが、あまり良く分かりません。


ふっとつ(投稿)
 物が大量にある時に使われますが「いっぺ」や「いっぺこと」とは微妙にニュアンスが違って、比較的大きめのものが沢山ある場合に良く使われるようです。


ふーりがん(ふーれがん)

 サッカーの試合で暴れる「フーリガン」のことではありません。
「ふーり」とは「古い」という意味で、「がん」とは中越方面で「もの」という意味によく使われます。「あたらしがん」「ふーりがん」というように使われます。


へなか

 「せなか」のことを意味します。ただし県北部の一部の地域に限られるようです。
以前「アップダウンクイズ」というクイズ番組に○○村の人が出場したとき、「最初に”へ”がつく体の部分は、”へそ”と、もう一つはどこでしょう」という問題に対し、その人は「へなか」と答えたのです。当然不正解ですが、そのあと小さな声で「しまった、へんじゃかぶだったかなあ」と言ったそうです。「へんじゃかぶ」とは「ひざかぶ(ひざ小僧)」のことです。

 この逸話は、私の周辺地域の人たちはほとんど知っている有名な話ですが、東北地方の各地にこの逸話が残っているようで、果たして本当の話なのかどうか甚だ疑問です。


ぼっこす、ぼっこれる

「壊す」「壊れる」という意味です。


ほれ
 何かを説明するときの「ほら」という言葉を、この地域では「ほれ」と言うことがあります。

ある日、村上病院の隣の調剤薬局で、お年寄りが迎えにきてもらおうと電話をしているシーンに出くわしたのですが、それが伝わらなくて伝わらなくて・・・「ほれ」を連発していました。以下はそのときの会話の一部です。

「村上病院のほれ!脇にあるほれ!薬もらうほれ!んーん、そーでねーでほれ!かんどのせ・・・」
 これは・・・
「村上病院のほら、隣にあるほら、薬もらうほら、いや、そうじゃなくてほら、角のさあ・・・」
 という意味なのですがお年寄りには「調剤薬局」とか「交差点」という言葉が瞬時に出てこないのかも知れませんね。電話の相手は恐らく家族だろうと思うのですが、それでも伝わらなくてこれだけ苦労するのですから、如何に言葉は時代と共に大きく変化するのかを目の当たりにした気がします。

ま行

まず、まずの
 別れ際に使う言葉で「じゃあね」に相当します。


ままべら
 ご飯をよそう「しゃもじ」のことを意味します。どちらかというと東北弁に近いでしょうか。


まらいれて
 2007年頃、BSN新潟放送のテレビの深夜番組で「NEXT」という伝説の番組がありました。その中で新潟弁を紹介するコーナーがあったのですが、そこで紹介されたのがこの「まらいれて」という言葉です。

 「まら」というのは「まだ」という意味で。「いれて」は「いてください」という意味になります。来客などが帰ろうとしたときに「まだいてください」「まだ帰らないでください」という意味で「まら、いれて〜」という使い方をします。

 この「まら」という表現、一般的ではありませんが男性器を表す表現でもあることから、「いれて」をつけるとかなり生々しい表現になってしまいます。当時この番組でアシスタントをしていた實石あづさアナウンサーがこの言葉を無理やり言わされて「これ、放送していいの?」といって取り乱したシーンは忘れることができません。そんな實石アナウンサー、今ではNHKのBSニュースの看板アナになっていますね。


まんじょ
 言うまでもなく女性器のことを意味します。
中学の歴史の授業で政所(まんどころ)という言葉が出てきたとき、先生がわざと「まんじょ」と読んで笑いを誘ったことがありましたが、今そんなことをしたら即刻クビでしょうなあ。めんどくさい世の中になったものです。


まんじょわけ
 まんじょの毛のように真ん中から分けている髪型のことを言いますが、もしかすると自分のクラスだけだったかも知れません。

みよける

 鳥などが卵からふ化することです。


みれ
 「見る」の命令形ですが、当地では「見ろ」ではなく「見れ」になるケースが多いです。「〜しろ」は「〜すれ」、「やめろ」は「やめれ」といった具合です。以前松井秀喜選手が「モナリザを見れ」と言っているのを聞いて、北陸出身の人なので似たような表現を使うのかなと思ったことがあります。
むつげ
 食べ物の味がこってりしすぎていて、胸につかえるようで食べ難い様子を表します。「むつごてむつごて、食べらんねかった」というように使います。

もしかあんにゃ(もすかあんにゃ)
 もしも兄がいなかったら…、もしも自分の方が先に生まれていたら、自分が長男になっていたかも知れない、つまり「もしかすると、自分が長男(あんにゃ)になっていたかもしれない」という意味で、次男のことを「もしかあんにゃ」というようになったようです。


もぞこき

 だだをこねたり、意味のわからないことばかり言っている人を指します。寝言を意味することもあります。


もちゃくる

 書類などを丸めてぐちゃぐちゃにすることを意味します。
「もちゃくって捨てれ」というように使用します。

や行

やめる
 ある病院にて、激しい腹痛で来院した患者に対して看護婦が問いかけている。
「痛むんですか?やめるんですか?」

 患者は力を振り絞ってこう答えました。
「どう違うんだね!」

 村上周辺ではケガなどの外面的な痛みを「痛む」、体内からずんずん沸いてくるような痛みを「やめる」といって区別する傾向にあります。しかしその境目は非常に微妙で、「歯が痛む」と「歯がやめる」はどう違うのか、傷口が化膿して内部から痛みが沸いてくるような場合はどっちなのか良く分かりません。総じて鋭い痛みのことを「痛む」、鈍い痛みのことを「やめる」というような気もします。

 実際ごく最近村上総合病院で、初診の人に対して「痛みますか、やめますか」と尋ねている場面に出くわしましたから、上の会話もまんざら作り話とも言えないと思います。 


ゆで(投稿)
 このページをご覧になった方からご投稿いただいたもので、タオルのことを意味するそうですが、私は聞いたことがありませんでした。朝日村方面で使われるということでしたが、調べてみたら東北地方でも使われているようでした。珍しい方言のご投稿ありがとうございました。
よーいでねえ
 「容易じゃない」という意味に使われます。
「ディアゴスティーニのC57を作るやつ、あれ最後まで作んのなんて、よーいでねー話だろ。だいたい全部でいくらかかるんだろっかの。出来たのこーた方が安いんじゃねーか」というように使います。

よむ、よんでる

 果物が熟している様子を表わします。「〜の実がよむ(よんでる)」というように使います。


よっぱら
 おなかいっぱい、もう十分という意味に使われます。「毎日ラーメンばっか食て、よっぱらになった」とか「遊んでばっかいて、よっぱらになった」というように、食べ物ばかりではなく、行為にも使用します。


より
 「〜しか」という意味に使うことがあります。「1000円しか持ってない」が「1000円より持ってない」という感じです。かなり以前のことですがスーパーのATMコーナーに「1000円札は10枚より入りません」と書かれているのを見たことがありますが、これは「10枚までしか入らない」という意味で、いかにもこの地方らしい表現だと思います。

ら行

〜ろう

 「〜しただろう」とか「〜言っただろう」などの「だ」は、新潟では省略されることが多く、「〜したろう」とか「〜言ったろう」というようになります。


ろ!

 相手を怒鳴るときに使う「この野郎!」と同じ意味に使われます。
「ろ!」「ろー!」というように使用します。

わをん
わー
 燕市などの主に県央地区で「おれ」という意味に使います。「わーちげ」と言えば「おれの家」という意味になりますが、どちらかと言えば汚い言葉に属します。
んこ
 もちろん「うんこ」のことで、「んこたれ」というように使います。
んだ
 
これはどちらかと言えば東北弁になると思いますが、このへんでも、ざいごのしょは使うことがありますね。
んだねっし(んだねす)
 「そうですね」という意味で、他人の言葉に同意するときに使われます。
んーめ

 「うまい」「美味しい」という意味です。「うんめ」ともいいます。
「んーめかった」といえば「美味しかった」という意味ですし、「んーめのぉ」といえば「美味しいなあ」という意味になります。

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